ゴアテックスの透湿性は自転車には効かない

ゴアテックスという透湿性の優れたレインウェアを着れば
運動激しい自転車の雨天走行も快適、快適。と思われるでしょうが

さにあらず。
運動すれば、汗をかきますが、汗は水です。透湿性に優れる
というのは水蒸気の状態になった時に排出するのであって、

汗は排出してくれるわけではありません。水分が内側から
排出できたら、外からも水分である雨も入ってきてしまいます。

ビニール製のものよりはましという程度に考えた方が良いでしょう。
汗をかくような激しい運動をしないのであれば、蒸れた状態

を解消はしてくれるかもしれません。
雨の中、運動することを対象としたレインウェアは自転車

か、登山くらいでしょうか？運動量を考えれば自転車が
一番、発汗量が多いと思われます。

快適且つ濡れない。それを目指しているのですが、レインウェア
だけでは限界があるようです。

たとえ外部からの雨をシャットアウトしても内部の汗はどうする
こともできません。

季節にもよりますが、梅雨などはタダでさえジメジメとした中です
ので、替えの下着を用意することも必要です。

使用後のレインウェアはハンガーで干す

会社に着きました。レインウェアを着たまま
びしょびしょでオフィスには入れません。

たまたま、私のオフィスは屋根つきの自転車置き場がありますので
そこで、レインウェアを脱ぎ、このような折りたたみのハンガー

にレインウェアを通しつるしておきます。




帰宅時に雨がやんでいれば、そのままバッグに収納できます
下手に乾かしておくと降りたたんだ部分が濡れていたりしますの

で便利です。

ポンチョタイプの自転車用レインウェアはスポーツタイプには向かない

ポンチョタイプのレインウェアはスポーツ系の自転車には
不向きだと思いますね。

この写真のように、自転車の前にカゴでもあればいいですが
そうでなければ、前輪にポンチョが巻き込まれたりと危険そうです。

上からガパッと着るので、手も濡れなくてよさそうですが、足部分は
濡れちゃいますよね。

最強・モンベルの自転車・雨中走行ウェア

オートバイは雨天走行時でもヘルメットがあるので、頭に関しては
濡れる心配がありません。しかし、自転車の雨中走行ではオートバイの

ようなヘルメットがないため、頭をどうにしかしなければなりません。

アウトドアで有名なモンベルが自転車の雨天走行を考えて作った
レインウェアです。

頭部がただ被るだけではなく自転車の前傾姿勢を考えた細部の調整
ができる優れものです。

アウトドア用のレインウェアはひさし部分が大きく歩くには
良いのですが、左右の視界が悪くなったり、非常にストレス

の溜まるものです。

首部分からの雨の侵入も防いでくれる前部分、前傾姿勢を余技なくされる
ライディングポジションにあわせた背中部分を長めにとるなど

快適に自転車で雨の中を走行できる工夫が随所に見られます。